生涯学習 社会人大学の勉強ノート

1 法の体系化

どのように体系的にとらえられているか
それぞれの法は、決して無関係ではない。相互関係がある。
憲法をTOPとするハイアラキーという面
国家の基本法
権利と国家の枠組み
様々な法律が人権に対応して作成されている。
それぞれの場面で規律している。
民法、最初に憲法に則した民法解釈の指針がある。
法と権利の網の目は、憲法を軸に体系化されている。
憲法、法律、政令、条例
立法時は、国会提出前に、内閣法制局で整合性を精査する
判決の慣例、整合性

 

別の体系
ネットワーク的な体系性
生活場面では複雑に法がからみあっている。
横の連携。ネットワーク的な体系性

 

政治生活
行政に意見、情報開示、
その手続き、情報公開法、国会賠償法、行政訴訟法

 

消費者として
消費者保護法、民法、不法行為法、刑法、企業規制関連の法律

 

医療補助
医療保険法、薬価基準法、医業規制に関わる法律、

 

これらがネットワーク的な体系化

 

現代的な変容

 

歴史的の過程では、
一元的に統一される、法典整備の中で。
明治維新以降、進んだが、新しい近代国家の形成
法典整備は重要、」できるだけ一元的に、ハイアラキーに体系化すること大事だった。
今度は多元性が説かれるようになった。
さまざま権利が保証される
1990年、グローバリゼーション、国際的な法
EU法、国際商慣習法、

 

地方、国家、リージョナル、グローバル
それぞれに法があり、関係する。相互作用。

 

多角的な権利保障、どう生かすか

2 法を貫く理念

内在的な 理念、価値

 

ドイツグスタフ・ラート
法には3つの価値理念

 

法的安定性、合目的性、正義

 

法的安定性
 継続性、首尾一貫性
合目的性
 目的のための有効な手段、
正義
 客観性、真実性

 

価値理念の対立もありえる。

 

安定性と合目的性の対立
 既存を守るか、今の問題の解決を優先するか
合目的性と正義の対立
 個別の目の前の事情にあわせるか、個別の事情よりは原則
 正しさが個別の事情で変わる。正義は貫く
正義と安定性の対立性
 常に正しいを観点とする、内容がどうであれ既存を守る

 

3つが調和することもありうる。

 

もっとも重要なのは正義
法は、正しい解決の実現に価値がある。
古代ギリシャのディケー、テミス女神
古代ローマ ユスティティア
 目隠し 天秤 剣

 

プラトンの国家(副題 正義について)

 

アリストレレス ニコマコス倫理学
特殊的正義として、交換的正義、分配的正義、匡正的正義

 

トマス・アクイナス 中世
ジョン・ロック 近世
ジョン・スチュアート・ミル 近代
ジョン・ロール(アメリカ)20C

 

等しきものは等しく、等しからざるものはひとしからざるように扱う

 

 

近代の自由、平等、友愛という価値と正義

 

自由と正義は異なる。
正義は等しく保証されることを重視する。

 

平等、物事がひとしく保証される
正義は保障しない

 

友愛とも違う
正義は集団の個々人の利益の均衡をはかる

 

正義は、独自の価値をもつ
均衡が重要である。

 

裁判は正義が現れる
同じような事件は同じように解決される
裁判の手続きは、当事者に公平な形で
判決も、均衡が示される必要がある。
これらが裁判における正義の要求

 

修復的正義
被害者や家族の感情、意見陳述、対話なども必要と考えられるようになってきた
裁判そのものの場ではない。正義の要求

 

 

法の網、ハイアラキー、ネットワーク的に拡充
正義の要請も深まってきている。

 

大きな戦争や革命の時だけではなく、日常の生活の中でも正義は重要
利益や権利の均衡という意味での正義

3 法解釈

どのように解釈されて運用されているか

 

日本の法の多くは制定法、国会で立法される
立法と市民の関与
要望を集結すること

 

 

日本の法制度は大枠はすでに確立されている
1894年に民法

 

修正、特別法の加除。
一度制定されると、日々の法律の運用がどうなっているかにも注目する。
そこで法解釈

 

刑法199条殺人
構成要件は、人を殺した
一般的な書き方
具体的なXがYを殺したではない。
XやYは人か
Xは殺したか

 

Yは胎児か
事故ではないか、偶然ではないか、
法解釈の例

 

この構成要件が成立して、法的効果につながる。

 

重要な技法
 文理解釈 辞書的意味
 拡張解釈 最大に広げる
 縮小解釈 
 反対解釈
 勿論解釈
 類推解釈
これらはあくまで技法
この技法を活用するのは、法解釈意義が重要

 

 

立法者意志説 歴史的解釈
法律意志説 
 体系的解釈
 道徳的解釈
 法律にないものは解決できるかできないかという区別

 

法の適用と解釈の全体を方向付ける価値観が重要

 

事例Aに文理的解釈をするのはなぜか
事例Bに拡張解釈をするのはなぜか
事案に有意義であり、論理的に妥当であるといえるのはなぜか
そもそもいかなる法の有り方をめざしているのか

 

法解釈とは、立法と同じように。法的安定性、合目的性、正義の適切なバランスをとる手段

無名の権利

憲法に明示的に書かれていない権利を無名の権利

 

プライバシー権。憲法13条の幸福追求権に関連しているといわれるが明文はない。

 

環境権、情報コントロール権も憲法にない。

 

法律になくても、権利はある。
法は法律を含むもの
法=法律ではない。

 

無名の権利も、十分な根拠があれば、法律になくても、法的には有効な権利とされる。

 

しかし反制定法ともいえる考え方であり、そこには、正義、均衡が重要になる


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