生涯学習 社会人大学の勉強ノート

台湾の現状として、Chih-Hung KO(クーツーホンと聞こえました)が話されたのは、ネット依存になりやすいタイプ、依存するメカニズム(先生の仮説)、それに対応した治療の方法だった。

 

台湾では、青少年の15.2%がネット依存症だとされている。女性は10.7%、男性20.5%

 

ネット依存になる理由。
内科的な理由も十分に考えるべきこと。

 

ネット依存になる要因、陥りやすさには
性格面では、衝動的、好奇心旺盛、回避的
環境などには、自己評価の低さ、欲求不満、家族機能、敵対的な家族関係

 

ADHDなどの合併症がかなり多い。

 

仮説:生き残るための楽しみ

ネット依存の発症が増え、深刻である理由として、先生の予測、仮説について説明されていた。
現在の時点では、仮説、可能性、予測というレベルのようだが、話をきいていて、納得できる点が多かった。

 

生命体は、学習や条件付け行動によって、生き残るのに有利になる行動を選択する。

 

苦しみ・ストレス VS 楽しみ・快楽

 

楽しみや快楽は、生き残るのに有利である・・と判断する

 

脳の構造
辺縁系などの古代脳は、快楽を生存のための合図、生き残るために有利であると捉える。

 

楽しみ、快楽が、生産され販売されている。
インターネットのゲーム、SNSなどは、この快楽、楽しみを効率よく得ることができるように設計されている。

 

結果、古代脳は、ゲームなどによって、「生き残るのに必要」と誤って導かれている。

 

 

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この一言が、胸に突き刺さったなぁ
「インターネットのゲーム、SNSなどは、この快楽、楽しみを効率よく得ることができるように設計されている。」
そりゃあそうだよな。それこそがゲームデザインの見せ所だしなぁ

 

ネット依存と薬物依存の違い

 

ネット依存と薬物依存の違いだが、「報償系の違い」と先生は説明されていた。

 

マズローの段階説に触れた。
1自己実現
2承認、尊重
3所属、愛
4安全
5生理

 

これらの欲求に対してリアルの世界では、
必要性があって、努力し成功すると満たされる。
状況変化で欲求不満が発生し、必要性に戻る。

 

ネットの世界では、このサイクルが発生しないようになっている。
自由で、安全で、安心。好奇心が満たされる。
自己決定ができる。
社会的サポート、ロマンがあって、自己実現ができる。
ネットの楽しみは、マズローの段階説でいうハイレベル、高次元の楽しみといえる。

 

ネット、ゲームでは、ある程度の努力で成功し、満たされるように作ってある。
現実は必ずしも、努力で満たされるとは限らない。
現実で失敗することで、さらにネットでの努力、満足を求める。

 

人間としての欲求が、ネットで満足されるので、現実、リアルで満足するための努力をするモチベーションは減少する。

 

ネット依存の治療は、現実に戻る、現実の意欲を取り戻す。

 

薬物依存は脳の障害
ネット依存は動機づけの障害

治療の方針

台湾でネット依存ということが言われて15年が過ぎた。


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Session1 台湾の現状 Chih-Hung KO関連ページ

概要
管理人自身の生涯学習の記録とノート 第2回インターネット依存国際ワークショップ
開会あいさつ 国立久里浜医療センター 樋口 進
生涯学習の記録とノート 第2回インターネット依存国際ワークショップ 開会あいさつ 国立久里浜医療センター 樋口 進
Session2 ヨーロッパの現状 Joel Billieux
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